森の石松
森の石松は19世紀前半の人物で、清水次郎長の子分として幕末期に活躍したとされる侠客。
「森の石松」の「森」とは森町(静岡県周智郡)のことで、「石松」が名前です。
身寄りのなかった石松は、森町に住む侠客の森の五郎という男に拾われて育てられました。
幼少のころから喧嘩っ早くて腕っぷしの強かった石松は14歳の頃、侠客同士の喧嘩から上州で人を斬り、東海一の金融業を営む清水次郎長に匿われてその子分となります。
酒飲みの荒くれだが義理人情に厚くて、少し間が抜けているところがあり仲間たちからはとても愛されるキャラであったと言われています。
30歳の頃、清水次郎長親分の御礼参りの代参で金刀比羅宮へ出掛けた帰り道に、香典を狙った侠客のだまし討ちにあってしまい悲壮な最期を遂げます。